一般に、千羽鶴といえば、一羽の鶴を千羽折って糸でつないだものをさしますが、ここで紹介する千羽鶴は、江戸時代に魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)によって考案されたもので、1枚の紙から連続した鶴を作る折り方です。
義道は、『千羽鶴折形』を出版し、名称に狂歌を添えて49種の折形を紹介しています。折形とは、折りあがった完成した形をいいますが、義道は、この本で、1枚の紙に切り込みをいれ切り離さずに数羽の鶴をつなぐ折形を完成させています。その卓越した工夫と技巧のみごとさは、目をみはるものがあります。
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六華苑・桑名市博物館に展示されています。
桑名の千羽鶴
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